生命保険の必要保障額を設定する(自営業者家庭編)
生命保険の死亡保障は、世帯主(家計を支えている人)に万が一のことがあったとき、残された家族、妻や子供などが生活費など経済的に困ることなく、きちんと暮らしていけるように備えるものです。
基本的に準備する金額は、子供が独立するまでの妻子の生活費や教育費などです。
「自分にとっていくら必要か、死亡保障はどのくらいあればよいのか?」を考えてみましょう!(必要な保障金額は、家族構成などで異なります。)
自営業者の場合、国民年金だけなのでサラリーマン(会社員や公務員)と比べると社会保障が少ないです。ご自身で備える保障も多めにしっかり確保しましょう。
自営業者の生命保険必要保障額(死亡保障額)の算出
家族に必要な生活費(支出額)-不要な支出、入ってくるお金(収入額)
=不足分が必要保障額
・子供のいる妻が専業主婦の家庭は、夫の保障額を多めに確保しましょう。
・子供のいない共働きの家庭では、経済的に困る影響が少ない。
| 遺族の生活費 | 社会保険料、教育費、葬儀代、家賃・マイホームの維持費、食費、光熱費、借入金など |
不要な支出、入ってくるお金とは?
| 不要になる支出、抑えられる支出 | 夫の支出、レジャー代、洋服代、交際費など ※団体信用生命保険に加入していれば、住宅ローンの返済額もなくなります |
| 入ってくるお金(収入額) | ・公的保障(遺族年金・約月々約6万円~10万円程度) ・自己資産(預貯金、有価証券、不動産など) ・妻の収入(共働きまたは働き始める場合) |
実際に生命保険で準備する死亡保障はどのくらいあればよいのでしょうか?
夫(自営業35歳)妻(専業主婦30歳)・子(長男10歳・長女7歳)・年間生活費360万円・持ち家
家族に必要な生活費(支出額)
| 遺族の生活費 (長女が23歳で独立まで) |
年間生活費360万円×0.7(不要な支出を考えて現在生活費の7割で計算)×16年 | 4,032万円 |
| 遺族の生活費 (長女独立から妻が亡くなるまで・妻46歳~87歳まで) |
年間生活費360万円×0.5(不要な支出を考えて現在生活費の5割で計算)×41年 | 7,380万円 |
| 長男の教育費 | 中学・高校・大学へ進学 | 1,000万円 |
| 長女の教育費 | 中学・高校・大学へ進学 | 1,000万円 |
| 葬儀代 | 200万円 | |
| 諸雑費 | 住宅修繕費、車買い替え費用など | 500万円 |
| 合計:1億4,112万円 | ||
入ってくるお金(収入額)
| 公的年金 (長男が18歳になるまで) |
遺族基礎年金1,247,900円×8年間 | 998万円 |
| 公的年金 (長女が18歳になるまで) |
遺族基礎年金1,020,000円×3年間 | 306万円 |
| 公的年金 (妻が65歳~87歳まで) |
妻の老齢基礎年金792,100×23年間 | 1,821万円 |
| 自己資産 | 預貯金、有価証券、不動産、株など | 500万円 |
| 妻の収入 | 職場復帰・パートなど働き始める場合 年収100万円×30年(60歳まで) |
3,000万円 |
| 合計:6,625万円 | ||
家族に必要な生活費(支出額)合計:1億4,112万円
-入ってくるお金(収入額)合計:6,625万円
=7,487万円が生命保険で用意する必要な保障金額の目安になります!
・上記のケースでは、妻が老後(平均寿命)まで安心して暮らしていけるように考慮して計算しています。(自営業者の場合、老後もらえる国民年金額が少額)
・「子どもの独立する時期まで」で考えた場合でも、2500万円程度の必要保障額になります。
・すぐに働きに出ず子育てに専念し、専業主婦を続ける場合には、夫の生命保険をもっと高額な保障にすると安心です。
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